「狛犬のきた道 鈴木英夫」を読む。
元々狛犬は犬でなくライオンなのだ。
著者は狛犬のルーツを求めギリシャ、トルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドを旅する。
思えばソ連、アメリカは随分「狛犬のきた道」を軍事力で破壊したものだ。彼らは文化財破壊を恥としないのだ。
狛犬のルーツはメソポタミア。スフィンクスは遠縁である。古代エジプトやメソポタミアでの神域を守るライオンの像がその源流とされる。
古代インドで、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いた。また、古代エジプトやメソポタミアでの神域を守るライオンの像を置いた。
起源は古代オリエント・インドに遡るライオンを象った像で、古代オリエント諸国では、聖なるもの、神や王位の守護神として、ライオンを用いる流行があり、その好例がスフィンクスである。
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