「いのちの対話 河合隼雄」深く考えさせる対話集である。
一人の生きた人間をかけがえのない存在として受けとめる為何が必要か。有識者と心理学者河合隼雄氏が対話する。
○ なぜ、叱ってくれないの?(大平光代)
義父が叱ってくれたこそ暴力団から足を洗い弁護士になれた。
○ 家族のつながりが開く未来(中西進)
父母は居ないように見えて、本当は居ますよと言う人間関係良い。ロゴス(論理)とパトス(情念)を明確にしよう。
○ 子どもは「マニュアル主義」では育たない(柳田邦男)
勉強できなくても、好きな事やっていた子供は、好きな人生を送っている。
○ 心の拠り所を求めて(山折哲雄)
信頼の根本は母親と赤ちゃんの関係にある。
○ 学校は楽しいところになれるか(秋山仁)
生き方そのものの変革が必要だ。
○ 心の教育を考える(有馬朗人)
思春期いうものは、体が急に成長するので、心と体のアンバランスな時期だ。
○ T字型人材のすすめ(野依良治)
本筋を極めた上で、広い視野を備えた人でありたい。
○ こころとからだ、今むかし(養老孟司)
子供の世界を大人がきれいに侵食したのに、大人が一向に気がつかない。
○ 宇宙時代、日本人の歩き方(毛利衛)
日本人は本当に責任を取る社会でない。
いざ失敗がでると誰が責任者かわからない。
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