2018年8月16日木曜日

「世界一おもしろい世界史の授業 宇山卓栄」を読む。 ○ 著者・宇山卓栄氏は1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大手予備校にて世界史の講師として人気を博す。現在は著作家として活動。テレビ、ラジオ、 雑誌など各メディアで時事問題を歴史の視点から解説するわかりやすさには定評がある。 ○ この書は読み易い世界史である。しかしこの書一冊で世界史が理解できると思ってはならない。通説とは異なる見解も「著者の個人的見解」と割り切って読むべきである。 ○ 終始一貫しているのは、各国の経済的見解から、その国の歴史を紐解いていること。政治と経済が歴史を作るので、経済的側面を知る理解が随分違うであろう。 ○ また人口動態等、従来の歴史書で触れられていなかった側面に触れつつ、「どのように」歴史が動いたかではなく、「どうして」歴史が動いたかを記述する。 ○ 著者の言う「ヒトラーの第二次世界大戦開戦の意志なし」は明らかに過ちであろう。 ○ もし日本がポツダム宣言を受諾に遅れていたら、ソ連の日本上陸があり日本はソ連、アメリカの分割占領になっていたであろう。

「世界一おもしろい世界史の授業 宇山卓栄」を読む。
○ 著者・宇山卓栄氏は1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大手予備校にて世界史の講師として人気を博す。現在は著作家として活動。テレビ、ラジオ、 雑誌など各メディアで時事問題を歴史の視点から解説するわかりやすさには定評がある。
○ この書は読み易い世界史である。しかしこの書一冊で世界史が理解できると思ってはならない。通説とは異なる見解も「著者の個人的見解」と割り切って読むべきである。
○ 終始一貫しているのは、各国の経済的見解から、その国の歴史を紐解いていること。政治と経済が歴史を作るので、経済的側面を知る理解が随分違うであろう。
○ また人口動態等、従来の歴史書で触れられていなかった側面に触れつつ、「どのように」歴史が動いたかではなく、「どうして」歴史が動いたかを記述する。
○ 著者の言う「ヒトラーの第二次世界大戦開戦の意志なし」は明らかに過ちであろう。
○ もし日本がポツダム宣言を受諾に遅れていたら、ソ連の日本上陸があり日本はソ連、アメリカの分割占領になっていたであろう。

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