2016年8月28日日曜日

「持戒の聖者叡尊・忍性」を読む。 戒律の復興を志し、多くの民衆を救済することによって菩薩と呼ばれた叡尊。叡尊に師事し鎌倉に戒律を広め、様々な社会事業を行った忍性。この二人の僧の生涯と心性を追求。叡尊信仰の世界を解明し、現代的意味を問う書だ。  鎌倉時代の僧、忍性(1217〜1303)を讃える。 忍性は、鎌倉時代の律宗(真言律宗)の僧である。房名(通称)は良観。貧民やハンセン病(かって癩病と呼ばれた。)患者など社会的弱者の救済に尽力したことで知られる。 忍性は今の奈良県三宅町に生まれた。亡くなった母の菩提を弔うため16歳で出家した。 その後奈良・西大寺中興の祖、叡尊(1201〜 -1290) の弟子となり、布教のため関東に移り鎌倉・極楽寺を開いた。奈良や鎌倉の寺にハンセン病患者の療養施設を設けた。ハンセン病患者背負ったり、自分衣服を売ってハンセン病患者に施した。 今よりもっと差別の強かった時代に、ハンセン病患者救済に力を注いだ僧がいたことは驚きだ。 現代の僧侶は見習うべき事が多くあるだろう。 新約聖書によればイエス・キリストもハンセン病患者を救済した。

「持戒の聖者叡尊・忍性」を読む。
戒律の復興を志し、多くの民衆を救済することによって菩薩と呼ばれた叡尊。叡尊に師事し鎌倉に戒律を広め、様々な社会事業を行った忍性。この二人の僧の生涯と心性を追求。叡尊信仰の世界を解明し、現代的意味を問う書だ。 
鎌倉時代の僧、忍性(1217〜1303)を讃える。
忍性は、鎌倉時代の律宗(真言律宗)の僧である。房名(通称)は良観。貧民やハンセン病(かって癩病と呼ばれた。)患者など社会的弱者の救済に尽力したことで知られる。
忍性は今の奈良県三宅町に生まれた。亡くなった母の菩提を弔うため16歳で出家した。
その後奈良・西大寺中興の祖、叡尊(1201〜 -1290) の弟子となり、布教のため関東に移り鎌倉・極楽寺を開いた。奈良や鎌倉の寺にハンセン病患者の療養施設を設けた。ハンセン病患者背負ったり、自分衣服を売ってハンセン病患者に施した。
今よりもっと差別の強かった時代に、ハンセン病患者救済に力を注いだ僧がいたことは驚きだ。
現代の僧侶は見習うべき事が多くあるだろう。
新約聖書によればイエス・キリストもハンセン病患者を救済した。

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