「勘九郎とはずかたり 五代目中村勘九郎」を読みました。
この本は五代目勘九郎さん(1995〜2012)の芸談エッセイです。この本は1991年発行されました。残念ながら勘九郎さんは2012年に57歳で亡くなれました。人柄の良い俳優さんでした。
勘九郎さんは子供の時テレビの「とんま天狗」の大村昆さんが好きでした。私はも大村昆さんが好きです。また勘九郎さんは14歳で映画「風林火山」で武田勝頼役で出演していました。可愛いかったな。
勘九郎さんの子供時代の話、父親(先代勘三郎さん)は父親というより厳しい師匠でした。そのほか友人のこと、芸のこと。インタビュアーに語る、という形式で書かれていますが、まるで読者が直接インタビュアーになって聞いているような気持ちになり、生き生きとした話し言葉を堪能させてもらえます。
私は勘九郎さんの語り口の歯切れよさは大好きでした。ちょっと乱暴なことを言っているようでも、決して嫌な印象にはならないところは勘九郎さんの人柄だと思います。2005年に勘三郎襲名で新しい一歩を踏み出されたましたが57歳で早世されたのは非常に残念です。
勘九郎さんの「心のない型からはいるな」という先代の言葉、「役になりきれば、おのずと型はでてくる」話など。相手方や観客との掛け合いの妙など、芝居の「一回性」のぞくぞくするような楽しさを語っています。
2016年8月14日日曜日
「勘九郎とはずかたり 五代目中村勘九郎」を読みました。 この本は五代目勘九郎さん(1995〜2012)の芸談エッセイです。この本は1991年発行されました。残念ながら勘九郎さんは2012年に57歳で亡くなれました。人柄の良い俳優さんでした。 勘九郎さんは子供の時テレビの「とんま天狗」の大村昆さんが好きでした。私はも大村昆さんが好きです。また勘九郎さんは14歳で映画「風林火山」で武田勝頼役で出演していました。可愛いかったな。 勘九郎さんの子供時代の話、父親(先代勘三郎さん)は父親というより厳しい師匠でした。そのほか友人のこと、芸のこと。インタビュアーに語る、という形式で書かれていますが、まるで読者が直接インタビュアーになって聞いているような気持ちになり、生き生きとした話し言葉を堪能させてもらえます。 私は勘九郎さんの語り口の歯切れよさは大好きでした。ちょっと乱暴なことを言っているようでも、決して嫌な印象にはならないところは勘九郎さんの人柄だと思います。2005年に勘三郎襲名で新しい一歩を踏み出されたましたが57歳で早世されたのは非常に残念です。 勘九郎さんの「心のない型からはいるな」という先代の言葉、「役になりきれば、おのずと型はでてくる」話など。相手方や観客との掛け合いの妙など、芝居の「一回性」のぞくぞくするような楽しさを語っています。
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