8月31日BS11謎解きにっぽん探求「広重名所江戸百景鎮魂歌」を見る。
江戸時代の人気浮世絵師・歌川広重(1797〜1858)。彼が晩年に集大成として手掛けた作品「名所江戸百景」は、浮世絵風景版画の頂点といわれています。江戸の四季を描いたこの作品には、研究者の間で大きな謎が存在するとされている。
それは、広重が1万人の死者を出し江戸の町に大打撃を与えた1855年の「安政江戸地震」からの復興について描いたのではないかというもの。冬の浅草を描いた作品は、実は震災翌年の7月に描かれたもので、被害を受けた五重塔が修復されたことを、雪と門による紅白の色使いで表現したのではないかと言われています。この他にも、広重からのメッセージが秘められていると考えられる作品が多数ある。それは水である。「水は火を伏せる。」広重の家業は火消しだった。
被害の様子を伝える「かわら版」が幕府によって発禁となる中、広重が震災からの復興の様子を浮世絵に忍ばせた理由とは。それは広重の出自が火消しがあった。
広重の辞世
「東路へ筆をのこして旅のそら 西のみ国の名ところを見ん」
(江戸へ筆を残して、さあ西方浄土の名所を見ようかな)
2016年8月31日水曜日
8月31日BS11謎解きにっぽん探求「広重名所江戸百景鎮魂歌」を見る。 江戸時代の人気浮世絵師・歌川広重(1797〜1858)。彼が晩年に集大成として手掛けた作品「名所江戸百景」は、浮世絵風景版画の頂点といわれています。江戸の四季を描いたこの作品には、研究者の間で大きな謎が存在するとされている。 それは、広重が1万人の死者を出し江戸の町に大打撃を与えた1855年の「安政江戸地震」からの復興について描いたのではないかというもの。冬の浅草を描いた作品は、実は震災翌年の7月に描かれたもので、被害を受けた五重塔が修復されたことを、雪と門による紅白の色使いで表現したのではないかと言われています。この他にも、広重からのメッセージが秘められていると考えられる作品が多数ある。それは水である。「水は火を伏せる。」広重の家業は火消しだった。 被害の様子を伝える「かわら版」が幕府によって発禁となる中、広重が震災からの復興の様子を浮世絵に忍ばせた理由とは。それは広重の出自が火消しがあった。 広重の辞世 「東路へ筆をのこして旅のそら 西のみ国の名ところを見ん」 (江戸へ筆を残して、さあ西方浄土の名所を見ようかな)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿