2016年10月25日火曜日

俳人夏木いつきさんと加根光夫さんの熟年再婚。 夏木いつき俳句 『仏法僧廊下の濡れている理由』 『遺失物係の窓のヒヤシンス』 『惜春のサンドバッグにあずける背』 『さっきまで音でありたる霰かな』 ○ 多忙を極める夏井さん(59)を支えるのは、8歳年上の夫・加根光夫さん。定年退職後は、マネージャーとしての仕事もしながら、料理から家事全般もこなす。一緒に暮らしていた子供たちも独立し、今は2人暮らし。 ○ 13年前、大阪でCMプロデューサーをしていた加根さんが、仕事のオファーをきっかけに夏井さんのもとを訪れたのが初対面だった。夏井さんの俳句と、裏表のない人柄に惚れこんで、愛媛の松山まで足繁く句会に通い始めたという。 ○ 当時シングルマザーとして、母の介護をしながら2人の子供を育てていた夏井さんは、俳句を通じて知り合った子供も預っていた。元熱血教師だけあって、家庭にトラブルを抱えて苦しんでいる子を放っておけず、保護者の了承を得たうえで面倒をみていたという。もう二度と結婚はしないと決めていた夏井さんだが、バツ2だった加根さんは彼女と家族になることを望んだ。「まずは、句に惚れたんです。それに、こんなに能力がある人は見たことがない。付き人としてでも、支えたい…と思っちゃったんですよね」。 ○ 夏井さんは、自分の暮らしぶりを見せたら諦めてくれるだろうと“大家族”の住む家に彼を招く。しかし、料理の得意な加根さんはあっという間に子供たちの胃袋もつかみ、家族になじんでしまう。そして、出会いから3年経ったある日、「歳とってるけど、結婚しましょうか」と玄関先でのプロポーズを受ける。「もう、歳も歳ですし…料理とか洗濯とか、やる余裕もないですし。こうして、よその子たちもいますし…」「歳は関係ありません。家事も僕がやります。子供たちも、僕を受け入れてくれてます」。こうして、57歳と49歳の“熟年夫婦”が誕生した。以来10年、今もかけがえのないパートナーとして、2人は仲良く暮らしている。  

俳人夏木いつきさんと加根光夫さんの熟年再婚。
夏木いつき俳句
『仏法僧廊下の濡れている理由』
『遺失物係の窓のヒヤシンス』
『惜春のサンドバッグにあずける背』
『さっきまで音でありたる霰かな』
○ 多忙を極める夏井さん(59)を支えるのは、8歳年上の夫・加根光夫さん。定年退職後は、マネージャーとしての仕事もしながら、料理から家事全般もこなす。一緒に暮らしていた子供たちも独立し、今は2人暮らし。
○ 13年前、大阪でCMプロデューサーをしていた加根さんが、仕事のオファーをきっかけに夏井さんのもとを訪れたのが初対面だった。夏井さんの俳句と、裏表のない人柄に惚れこんで、愛媛の松山まで足繁く句会に通い始めたという。
○ 当時シングルマザーとして、母の介護をしながら2人の子供を育てていた夏井さんは、俳句を通じて知り合った子供も預っていた。元熱血教師だけあって、家庭にトラブルを抱えて苦しんでいる子を放っておけず、保護者の了承を得たうえで面倒をみていたという。もう二度と結婚はしないと決めていた夏井さんだが、バツ2だった加根さんは彼女と家族になることを望んだ。「まずは、句に惚れたんです。それに、こんなに能力がある人は見たことがない。付き人としてでも、支えたい…と思っちゃったんですよね」。
○ 夏井さんは、自分の暮らしぶりを見せたら諦めてくれるだろうと“大家族”の住む家に彼を招く。しかし、料理の得意な加根さんはあっという間に子供たちの胃袋もつかみ、家族になじんでしまう。そして、出会いから3年経ったある日、「歳とってるけど、結婚しましょうか」と玄関先でのプロポーズを受ける。「もう、歳も歳ですし…料理とか洗濯とか、やる余裕もないですし。こうして、よその子たちもいますし…」「歳は関係ありません。家事も僕がやります。子供たちも、僕を受け入れてくれてます」。こうして、57歳と49歳の“熟年夫婦”が誕生した。以来10年、今もかけがえのないパートナーとして、2人は仲良く暮らしている。



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