6月19日。日曜美術館「写真家平敷兼七」を見る。
戦後の沖縄で懸命に生きる弱者達を撮り続けた伝説の写真家がいた。平敷兼七(1948~2009)
である。夜の街の女。貧しくとも満面笑みの男。人の本当の美しさとは何かを問いかけてくる写真ばかりだ。彼の写真の魅力は沖縄の人々の内面的な心を撮影した事である。
毒蛇のハブをつかまえ、お金に換えて暮らす男。夜の街で働いて、いつ借金が返せるか計算する女。戦後の沖縄で懸命に生きる無名の人々を生涯撮影したのが平敷兼七だった。その平敷作品に強くひかれているのが、木村伊兵衛賞受賞で注目を集める写真家・石川竜一さん。「人の美しさとは何か」平敷に聞いてみたいという。石川さんは平敷が撮った沖縄をたどる。
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