「ほんまにオレはアホやろか 水木しげる」を読む。
「人生七転び八起き」だな。水木しげる(1922〜 2015)さんは落第しても貧乏でも片腕を失っても失望はしない。
子供の頃はガキ大将で妖怪研究に夢中。その結果、入学試験は失敗、学校は落第、就職しても寝坊でクビ。そのうち戦争が激しくなり、兵隊として南方の最前線に送られ、片腕を失いながら九死に一生を得る。終戦後、南の島で見つけた「楽園」に魅せられてその「南の島」に行き歓迎される。赤貧時代を経て「ゲゲゲの鬼太郎」を生むまでを、激動の現代史に重ね合わせつつ描く、なんだか元気が出てくる自伝的作品。
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