5月11日BS朝日「昭和偉人伝・佐伯勇」 私は近畿日本鉄道(近鉄)にしばしば乗っていますが佐伯勇さんについては何も知り ませんでした。 佐伯勇(1903〜1989)は革新的な決断力のある経営者であり、日中国交回復に尽力した。右翼から売国奴と呼ばれたが、日中2000年の友好を語り諭した。 佐伯勇は近畿日本鉄道(近鉄)はJRより更に進んだ鉄道経営を行った。小鉄道であった近鉄を日本最大の私鉄に育てた。広軌と狭軌と混在したいた近鉄を広軌に統一させた。 2016年5月26日より開かれる主要7カ国首脳会議（Ｇ7サミット）は、三重県志摩市の賢島で開催される。この伊勢志摩サミットの会場となるのは、1951年開業の「志摩観光ホテル」。昭和天皇をはじめ数多くの要人が宿泊したこのホテルは、戦後の混乱期に48歳で近畿日本鉄道（近鉄）の社長となった実業家、佐伯勇によって設立された。まだ当時の日本人は食べるので精一杯だった時代、ホテル開業に世間はこれを佐伯の道楽と見た。しかし、佐伯はもっと遠くの20年、30年後の日本の未来を見ていた。佐伯勇は 伊勢志摩を一大観光地として開発した。 「便所もない電車を、すし詰めにして走らすのでは能がない。座って快適に行くのが輸送の本質や」。昭和33年、世界初の2階建て電車「ビスタカー」誕生の背景にはそうした思いがあった。冷房完備、シートラジオ、車内電話、全てが日本初だった。 伊勢湾台風で壊滅的な被害となった名古屋線を、わずか９日間で復旧させた。「独裁はするが、独断はしない」、「策に三策なかるべからず」。独断専行を嫌った佐伯は、さまざまな事態を想定し、常に3つの代案を用意せよと社員に求めた。それは、豪華観光列車「しまかぜ」、日本一の高層ビル「あべのハルカス」などの遺産を生んでゆく。

5月11日BS朝日「昭和偉人伝・佐伯勇」
私は近畿日本鉄道(近鉄)にしばしば乗っていますが佐伯勇さんについては何も知り
ませんでした。
佐伯勇(1903〜1989)は革新的な決断力のある経営者であり、日中国交回復に尽力した。右翼から売国奴と呼ばれたが、日中2000年の友好を語り諭した。
佐伯勇は近畿日本鉄道(近鉄)はJRより更に進んだ鉄道経営を行った。小鉄道であった近鉄を日本最大の私鉄に育てた。広軌と狭軌と混在したいた近鉄を広軌に統一させた。
2016年5月26日より開かれる主要7カ国首脳会議（Ｇ7サミット）は、三重県志摩市の賢島で開催される。この伊勢志摩サミットの会場となるのは、1951年開業の「志摩観光ホテル」。昭和天皇をはじめ数多くの要人が宿泊したこのホテルは、戦後の混乱期に48歳で近畿日本鉄道（近鉄）の社長となった実業家、佐伯勇によって設立された。まだ当時の日本人は食べるので精一杯だった時代、ホテル開業に世間はこれを佐伯の道楽と見た。しかし、佐伯はもっと遠くの20年、30年後の日本の未来を見ていた。佐伯勇は 伊勢志摩を一大観光地として開発した。
「便所もない電車を、すし詰めにして走らすのでは能がない。座って快適に行くのが輸送の本質や」。昭和33年、世界初の2階建て電車「ビスタカー」誕生の背景にはそうした思いがあった。冷房完備、シートラジオ、車内電話、全てが日本初だった。
伊勢湾台風で壊滅的な被害となった名古屋線を、わずか９日間で復旧させた。「独裁はするが、独断はしない」、「策に三策なかるべからず」。独断専行を嫌った佐伯は、さまざまな事態を想定し、常に3つの代案を用意せよと社員に求めた。それは、豪華観光列車「しまかぜ」、日本一の高層ビル「あべのハルカス」などの遺産を生んでゆく。