「日本語の歴史 山口仲美 岩波書店」を面白く読む。
この本は論文や教科書ではありません。エッセイです。だから気楽に読みましょう。
○ 「敷島の倭(やまと)の国は言霊の助くる国ぞ真幸(まさきく)ありこそ 万葉集3254 遣唐使に贈る歌」
○ 今の日本語の音は清濁それぞれ44音と18音。ところが奈良時代には清濁61音と27音あった。
奈良時代人々はfa f i fu fe fo を喋っていました。だから「母」はfafaだったのです。
私たちが奈良時代の発音を知る事ができるのは大伴家持の編纂した「万葉集」のお陰です。
奈良時代の千葉の方言まで知る事ができるのです。
○ 平安時代に女性は「ひらがな」書くようになりました。男性も女性にラブレターを「ひらがな」で書くようになりました。何故か。女性は漢文のラブレター貰っても嬉しくないからね
○ 日本語には「標準語」なんて偉そうな排他的な言葉は存在しません。「共通語」と呼びましょう。東京言葉だって方言の一つです。方言こそ詩的な情緒豊かな美しい日本語です。
観音さまは「クヮンノンサマ」、火事は「クヮジ」だった。今でも地方では使っています。
江戸時代より前では「お前(オマエ)」「貴様(キサマ)」は最高の敬意語だった。
2016年6月3日金曜日
「日本語の歴史 山口仲美 岩波書店」を面白く読む。 この本は論文や教科書ではありません。エッセイです。だから気楽に読みましょう。 ○ 「敷島の倭(やまと)の国は言霊の助くる国ぞ真幸(まさきく)ありこそ 万葉集3254 遣唐使に贈る歌」 ○ 今の日本語の音は清濁それぞれ44音と18音。ところが奈良時代には清濁61音と27音あった。 奈良時代人々はfa f i fu fe fo を喋っていました。だから「母」はfafaだったのです。 私たちが奈良時代の発音を知る事ができるのは大伴家持の編纂した「万葉集」のお陰です。 奈良時代の千葉の方言まで知る事ができるのです。 ○ 平安時代に女性は「ひらがな」書くようになりました。男性も女性にラブレターを「ひらがな」で書くようになりました。何故か。女性は漢文のラブレター貰っても嬉しくないからね ○ 日本語には「標準語」なんて偉そうな排他的な言葉は存在しません。「共通語」と呼びましょう。東京言葉だって方言の一つです。方言こそ詩的な情緒豊かな美しい日本語です。 観音さまは「クヮンノンサマ」、火事は「クヮジ」だった。今でも地方では使っています。 江戸時代より前では「お前(オマエ)」「貴様(キサマ)」は最高の敬意語だった。
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