2018年5月13日日曜日

「フランス絵画史 高階爾」

「フランス絵画史ールネッサンスから世紀末までー 高階爾」を読む。
フランス絵画史を文庫本で解説する充実した書であり、読むのに長日数が必要であった。この本を読んで、ぜひ美術館に足を運びたいものだ。
○ この本で解説する画家はフランス人だけでなくフランスで活躍した外国人も含む事に留意したい。私の希望としては、挿入されている写真はカラーであって欲しい。
○ フランス絵画をルネッサンス(フォンテーヌブロー派)から19世紀末(ナビ(預言者)派、象徴派)までを、とても読みやすい文章で詳しく解説してある。フランス絵画の本というと印象派、後期印象派の本が圧倒的に多く、それ以外の時代も含んで扱った通史として数少ない貴重な一冊である。
○ サイズは文庫だが約400ページありドラクロワ、モネ、マネ、ドガ、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ等、誰でもが知っている画家から、美術ファンの間では知られているが、一般の人には知られていないであろうシャンパーニュ、シャルダン等も解説する。

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