2018年5月11日金曜日

「がんばらない 鎌田實」再読。

がんばらない 鎌田實」を読む。
○ 鎌田實医師の言う「がんばらない」とは「ありのままに生きる」事だ。患者さんは既に生きる為に精一杯頑張っているんだ。
その上に医師や家族や、見舞いの方に「がんばれ」と言われるのは拷問なのだ。私は大病で長期入院したのでそれが理解できるのだ。
○ 鎌田實医師の実践する地域医療、それを通して生まれた、既存の「医者と患者」という関係を超えた医療のあり方、美しい人間の死に方、生き方が、平易な言葉で語られており、心を打たれた。鎌田實医師の医療とは心の癒やしなのだ。
○人の死とどのように対峙し、どう受け止めるのか。考えさせる書だ。
○ 鎌田 實医師は、 潰れる寸前長野県諏訪中央病院医師として「住民とともに作る地域医療」の最前線に取り組み病院を再建した。
鎌田さんは1歳で個人タクシー業を営む養父と病弱な養母に引き取られた。本人は37歳でパスポートを取得するまで養子であることは知らなかった。イラク支援もされている。私は本当の平和的援助は鎌田医師のような活動だと思う。

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