2018年5月17日木曜日

井上安治

「色刷り明治東京名所絵 井上安治画」を読む。
○ 井上安治(いのうえ やすじ、元治元年(1864年) - 明治22年(1889年)9月14日、享年26 歳)は、明治時代前期の浮世絵師、版画家です。
○ 同時代に樋口一葉が小説を書いていた。樋口一葉の小説読むさいに井上安治の版画を思い浮かべば更に思いが深まるであろう。
○ 井上安治は明治の東京の風景を詩情溢れる筆使いで東京名所を描きました。この画集では133枚を掲載し、現在のその場所の写真と解説を加えています。私のお薦めの画集です。私は千葉市図書館で借りて読みました。
○ 小説家の池波正太郎さんが、序文を書いておられます。
池波正太郎さんは関東大震災のような天災は避け難いが、戦争と言う人災、開発と言う人災で景観が破壊されるのは心が痛む。スペインの首都マドリッドにはまだ緑が豊富に残っていることを思えば残念であると述べておられます。

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