「つづみをうつ少年 文・今西祐行 影絵・藤城清治」を読む。
世阿弥原作とされる能の「天鼓」を童話風に書き改めたものです。藤城清治さんの影絵がファンタジーがあって素晴らしい。
ストーリー
母「王母」がつづみの夢を見たあと、生まれた男の子「天鼓」は鼓を打つのがとても上手でした。
人々は「あのつづみは天から授かったものだそうだ」と言い合いました。
その噂は皇帝の耳にも入り、そのつづみが欲しくなった皇帝はすぐに取り上げてくるよう、家来に命じました。「天鼓」は川に沈められ、鼓を取り上げられます。
「天鼓」の鼓は皇帝の所では鳴りません。
しかし川面から鼓の音が聞こえました。「天鼓」の魂が鼓を鳴らしたのでしょうか。
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