「司馬遼太郎を読む 松本健一」を読む。
○著者・松本健一氏は司馬遼太郎を「生きているときから懐かしいひとだった」を追慕する。
しかし二人は頻繁に手紙のやりとりをする間柄であったが、互いの史観は必ずしも一致していない。
○ 歴史に埋もれていた人物に独自の光を当て、新しい日本史像を浮かび上がらせた司馬文学。日本精神史をつぶさに検証する気鋭のロマン主義者・松本健一氏の歴史認識。
二人の視座が異なっているからこそクリアに見えてくる、司馬文学に秘められた微妙で切実な希いを語る。
○ 日本の近、現代文学の多くは私小説であった。司馬遼太郎の小説は新しい視点から見た歴史文学であった。
○ 坂本龍馬については「龍馬がゆく」、高田屋嘉兵衛については世に殆ど知られていなかった。この二人は司馬遼太郎の「菜の花の沖」知られる事となった。
○ 乃木希典は偉大な詩人であったが、戦争は上手であったとは言えない。
○ カトリック世界でただ一ヶ所、アイルランドだけは、小人や、妖精が生き残る事を許された。その妖精の国アイルランドで育ったラフカディオ・ハーンがはるばる明治日本の出雲に来て「神々の国」を発見した。
2018年8月16日木曜日
「司馬遼太郎を読む 松本健一」を読む。 ○著者・松本健一氏は司馬遼太郎を「生きているときから懐かしいひとだった」を追慕する。 しかし二人は頻繁に手紙のやりとりをする間柄であったが、互いの史観は必ずしも一致していない。 ○ 歴史に埋もれていた人物に独自の光を当て、新しい日本史像を浮かび上がらせた司馬文学。日本精神史をつぶさに検証する気鋭のロマン主義者・松本健一氏の歴史認識。 二人の視座が異なっているからこそクリアに見えてくる、司馬文学に秘められた微妙で切実な希いを語る。 ○ 日本の近、現代文学の多くは私小説であった。司馬遼太郎の小説は新しい視点から見た歴史文学であった。 ○ 坂本龍馬については「龍馬がゆく」、高田屋嘉兵衛については世に殆ど知られていなかった。この二人は司馬遼太郎の「菜の花の沖」知られる事となった。 ○ 乃木希典は偉大な詩人であったが、戦争は上手であったとは言えない。 ○ カトリック世界でただ一ヶ所、アイルランドだけは、小人や、妖精が生き残る事を許された。その妖精の国アイルランドで育ったラフカディオ・ハーンがはるばる明治日本の出雲に来て「神々の国」を発見した。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿