2018年8月2日木曜日

「釈尊の生涯 中村元」を読む。 ○ 日本に於ける仏教は、多くの宗派があり、それぞれ異なる教えを語る。また日本仏教は中国を経由してきた。日本の僧侶は漢語の経をよむ。その経は外国語である漢文で書かれ、庶民には理解し難い。釈尊は庶民に理解できる言葉で教えを説いたのである。私達は釈尊が如何なる人物であったか知りたい。 ○ 著者によると仏教と言う特殊な教えは後世の経典作家により作り出された。 ○この書は神話や後世の付加仮託を廃して「歴史的人物としての釈尊の生涯」を語る。 ○ 著者は釈尊が如何に生き、如何に悩み、如何に悟りを開いたか。その歴史的人物としての釈尊の生涯を可能な限り事実に近い姿で示そうとする。 ○ 真実の釈尊には後年付加された縁起説といった概念すら出てこない、ただ人々に様々な実践的な教えを説いた一人の思想家が現れてくる。 ○ 釈尊の言葉「私は出家してから五十余年となった。正理と法の領域のみを歩ゆんできこれ以外には<道の人>なるものも存在しない。」 釈尊は歴史的人物としてその臨終においてさえも、我々が知る仏教というものを説かなかった。

「釈尊の生涯 中村元」を読む。
○ 日本に於ける仏教は、多くの宗派があり、それぞれ異なる教えを語る。また日本仏教は中国を経由してきた。日本の僧侶は漢語の経をよむ。その経は外国語である漢文で書かれ、庶民には理解し難い。釈尊は庶民に理解できる言葉で教えを説いたのである。私達は釈尊が如何なる人物であったか知りたい。
○ 著者によると仏教と言う特殊な教えは後世の経典作家により作り出された。
○この書は神話や後世の付加仮託を廃して「歴史的人物としての釈尊の生涯」を語る。
○ 著者は釈尊が如何に生き、如何に悩み、如何に悟りを開いたか。その歴史的人物としての釈尊の生涯を可能な限り事実に近い姿で示そうとする。
○ 真実の釈尊には後年付加された縁起説といった概念すら出てこない、ただ人々に様々な実践的な教えを説いた一人の思想家が現れてくる。
○ 釈尊の言葉「私は出家してから五十余年となった。正理と法の領域のみを歩ゆんできこれ以外には<道の人>なるものも存在しない。」
釈尊は歴史的人物としてその臨終においてさえも、我々が知る仏教というものを説かなかった。

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